自分の子に言い残したいのはどんな言葉だろうか。
人生を振り返って、娘を想って、
贈りたいメッセージが浮かびました。
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29年の人生で、大切だと気付いた三つのことがある。
偽らないこと。
分かち合うこと。
信じること。
でも、考えてみると面白いんだ。
実は1歳半の今のあなたは、既にそれを全力でしている。
お父さんよりも。他のどの大人よりもね。
だから、あなたはそんなに小さくても、ほとんど言葉が話せなくても、
多くの人を幸せにする力がある。
あなたを中心にして、皆が明るく微笑んでいる。
あなたの存在を分かち合うことに、暖かい喜びと生きがいを感じている。
本当に凄い力を持っているんだよ。
いつの時代も、どんな社会も、その三つを全力でする人が愛されるんだ。
今あなたが無心にしていること。
それが愛するということなんだ。
これからもそのままでいい。正直であればいい。
だけど、人として生きるには、もう一つ大切なことを学ばなければならない。
偽らないこと。分かち合うこと。信じること。
自分がそうあるだけでは駄目なんだ。
それが出来ない人を、ゆるして生きるということ。
これから先、あなたは多くの人の人生と出会います。
そのなかで、人の弱さと自分の弱さを知る。
その弱さを、裁き責める心に憑かれてはいけない。
覚えていて欲しい。
問題も答えも、自分の心の中にあるということ。
そして自分自身の不安を取り除くのは、
目の前の人間関係と社会全体に、真っ向から向き合うことでしかありえないということ。
人は、自分と向き合うほどに強くなる。
他者と向き合うほどに優しくなる。
現実に向き合うほどに賢くなる。
願わくば、あなたには強く優しく賢くあってほしい。
そうであるほど、人をゆるすことができるから。
偽らないこと。分かち合うこと。信じること。
大人になっても純粋に人を愛したいと願うのなら、
ゆるす意志をもって行動する人生を選択することになる。
人は、ゆるすほどに自分を気高く解放することができる。
その自由な喜びの中で、思うままに、人生を愉しんでほしい。
それが父としての願いです。
何があっても大丈夫だから。
心配しなくていい。
生まれてきてくれたあなたに感謝しています。
人生で一番の幸せを今感じられているのは、あなたの存在のおかげです。
PS:
命日に墓参りも線香も要らないから、
ブログを読んでちょっと思い出してくれると嬉しいよ。
千明公司 あなたの父として
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