生徒にはこんな願いと問いをもって接する。
「親が重んじることを重んじよう。お父さんお母さんが重んじていることは何ですか?」
「学校の教師が重んじることを重んじよう。担任の先生が重んじていることは何ですか?」
「自分が重んじたいことを重んじよう。自分の心が重んじていることは何ですか?」
それらの意志と問いは、今の自分が何をどう読んだらいいかを導いてくれるはずだ。それでも読む本がわからないと言うのなら、じゃあ実際に、親に、先生に、直接聞くといい。
「私はあなたが本当に重んじていることを知りたい。それを理解するために有意義な本を読みたい。教えてください」と。
大切な他者に、自分の関心を大切に注ぐこと。思いやること。学習指導要領やカリキュラムに従うのではなく、与えられた人間関係の必然を信頼して、そのご縁に学びを委ねること。何を学ぶのか、なぜ学ぶのか。自分が学ぶことの意味を、大切な人との関わりの中から見出すこと。
そのような、読書をシェアする開いたコミュニケーションが、生徒とその周囲の人間関係にどんな体験をもたらすのか。とっても楽しみです。
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