2013年6月30日日曜日

本当の強さ

不安の原因は依存。

自分の内にある怖れと向き合わずに、依存を正当化する観念を採用すると、心が不安定になる。自己(と同一化した観念)を守る必要が膨大になるからだ。

内的な弱さから観念と同一化した自我(エゴ)は、自意識過剰の防衛本能で反応ばかりする。怯えやすく、怒りやすく、傷つきやすい。比較と優越によるプライドにアイデンティティを求めがちで、本物の自尊心はない。

外側の比較優位を所有しても問題は解決しない。先延ばしでしかない。何を目指しても、あり方が既に逃避していることを本当の自分は知っているからだ。結局自分を偽ることはできない。必ず怖れと向き合うときが来る。

弱さとは、自分の依存心(執着)を正当化するために自分を偽ることだ。そうして観念と同化するほど、観念を守る必要が生じて、怖れも増大する。その怖れから逃げる自分を正当化するために、また観念との一体化を強化する。同化も反抗も同じメカニズムだ。

本当の強さとは、単純に怖れないことではない。怖れとエゴの関係を見破り、自分を偽らないこと。そして他者にも、弱さから逃避して自分を偽らないでほしいと願い行動すること。

それが精神の自立。自分と同一化した観念は外され、エゴは消え、不安感は驚くほどなくなる。つまり、人間として強さを突き詰めれば、真実と愛を選択する生き方になるということだ。

自分の弱さを、自分に偽ることをやめる。

そこから人生は変わるんだと僕は思う。

それがこのブログの起点の精神となっている。

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