国債が700兆円を超えています。
財務省:戦後の国債管理政策の推移 普通国債残高の項目より
さらに地方債を含めると公債は900兆円を超えます。
それでも国家会計は破綻しない。
なぜだと思いますか。
国債は「借金」だという認識に間違いはありません。
もし家計であれば
信用を失って貸し手がいなくなって利息も返せなくなり、
お金の流れが途絶えて自己破産です。
ただ国家の場合、
「家計における借金」というイメージでは捉えきれない、
「お金という観念の本質的何か」が機能しているのだと僕は考えています。
一体それは何なのか。
これを捉えると、
資本主義国家が
返せるはずもないほど国債を発行し続けるのは何故か。
借金まみれの国家会計は何故それが可能で、破綻しないのか。
これらの問いを説明できるような気がしています。
どうやら、
断片の流れで見た「お金」の機能と、
全体の流れで見た「お金」の機能は、
ずいぶんと異なって見える可能性がありそうです。
部分と全体の理解を統合することが、
お金という観念を創りだしている人間の真実に迫るのではないか。
お金と人間の真実の理解に基づいた、
新たなお金の世界観こそが、
悪化を辿る資本主義経済の生産性を上回り、
真に持続可能で健全な人間社会を実現する経済システムを創ることができる。
僕にはそんな直感が働いています。
だから、
この問いに挑戦したい。
赤字国債という現象は、人間にとって何を意味するのか。
今後書いていきますので、一緒に考えて頂けたら嬉しいです。
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