2016年2月29日月曜日

人間讃歌

人口爆発中は「人間って素晴らしい」っていう人間讃歌言説がどんどん強くなっていく。強気の相場みたいなもんです。安定の順張り。いろいろボロが出てくると「人間だもの」論がフォローします。押し目買いです。じゃあ人口減少になったらどうなるか。人間バブルが弾けて生き様の質の違いが露呈する。

等身大で生きている人にとって、それは報われやすくなる社会変化です。しかし虚像の物語に頼って影響力をもつ人にとって、それは自分の存在価値を損なう怖ろしい危機です。というか、不自然な社会的意味づけが崩れさって、人物や事物はしかるべき適正な価値評価に見直されるだけなんだけれど。

どんどん見せかけが通用しなくなっていく。その厳しさはこれからが本番だ。いずれは見せかけにしがみつきたい自分を殺さなければならない。自分がいかに見せかけだったのかを直視し、気づけば気づくほど辛くなる。同じように社会がいかに見せかけだったのかを悟って絶望する。執着を手放した人は自分の真実を通して社会の真実を見る。

自分が変わるために、孤独になって行動を起こして、恥をかいて傷ついて、これまでのゴマカシを清算したら、もう自分を許せる。自分を許すことで、他人も社会も許せる。今度は愛せる。もっと深く、本当に。そんな自分を讃えたくなる。自分を讃えることを通して、人間を讃えるんだ。それが、人間として人間を愛した人間讃歌。

2016年2月28日日曜日

ブログを書き続ける人は信頼に値する担保をつくっている。

鳥井弘文さんの記事がよかった。以下引用。

ブログを長く書き続けていけば、建前で書き続けていくことは絶対に不可能です。「ネタが尽きてからが、本当の勝負になる」それがブログです。

自身の内々に秘めている本音をさらけ出さなければ、絶対に書き続けられない時期がやってくる。ブログを書き続けている人、ネット上で発信し続けている人が信頼できるというのは、まさにこれが理由です。書き続けているということが、その人を信頼する上でものすごく大きな担保になるんです。

それでも、正直者が得をする社会へ。
inkyodanshi21.com/books/5662/
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ひとりでも多くの人がこの真実に気づきますように。気づくと気づかないでは、人生の質がとんでもなく変わります。

2016年2月17日水曜日

国民年金は払い捨てている。

私は国民年金を払ってるけど、こんな年金物語は期待も信頼もしてないので、気持ちの上では払い捨てています。

公的年金に期待するどころか、むしろ、人口拡大局面しか機能しないこの無責任な政治経済システムが、人間の価値観とライフスタイルを不健全に歪ませていることを確信して注意深く社会を観察しながら、これに代替しうる助け合いのビジョンを構想して上の世代のケツを拭くつもりです。

個人的には年金なんて消えて無くなっても構わないので、不安感からの批判はしません。そこには良い悪いを超えた全体的な意味があり、必然がある。物事の必然性を信頼する眼をもって、人間現象を的確に捉えるために厳しく観察をつづけています。

2016年2月6日土曜日

丸の内の丸善のそとでオッさんを愛してみた話。

さっき丸の内の丸善の外で、「交通費がなくて日雇い現場に行けなくて困ってる。助けてくれ」っていうおっさんに480円下さいって頼まれた。小銭なくて千円あげた。なんだろね。迷ったけども、今日は最高にめでたい日だから、が半分。おっさんと話してみて、なんとなく騙されてあげたくなった、が半分だな。